思い出して胸がズキリとするのは、わかりたかったのにわからなかったことだから。

思い出して、ズキリとすること。

無駄なことはひとつもないとはわかっていても…もっとうまくできなかったのかな、って思うこと、途中で投げ出してしまったこと、ついつい感情的になってしまったこと…

そんな記憶は、たまに心の表面に現れてきて、内側からちくりと刺していく。

そういう出来事って、やってみたけどわからなかったこと、だと思います。

わたしたちが捉える物事には、わかることとわからないことがあって。わかることには、最初からわかってしまうことと、やってみて（経験して）わかるようになったことがある。わからないことには、やったことないからわからないことと、やってみた（チャレンジしてみた）けどわからないことがある。

その、やってみたけどわからないこと、が、たまに心のそこから出てきて胸がズキッとするのかなぁって思いました。

がんばって、チャレンジして、理解したくて、近づきたくて…でも、わからなかった。全力で取り組んだけど、ダメだった…そんな経験。思い出したくもないですよね。でも、心の底で、いつか、わかるようになりたい、できるようになりたい、理解しあいたいって、もがいている。

そんな、「やったけどわからない」が、「やってみて、やっとわかった」瞬間に、大きく成長するんじゃないかな。

だから、その胸の痛み、無視しないで。いつか、わたしたちを強く大きくしてくれる、存在だから。