ひとりがあつまって、みんなになる

福岡のイラスト作家あべしほのブログです。

あの気持ちを思い出す音がした

wind rumorというユニットのライブに行きました。



アコーディオンとギター、ときどきたいこ。
ゆーーーったりとした日常系の音。

一曲一曲にすごく情景を込められてて、その曲への思いを聞いているだけでも楽しかった。

「ひとはみんな、何かしらのものを、背負って生きていると思う。
それを、僕らの音楽で少しでも軽くできたら。」

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音がとてもまっすぐで、心の中にすぅーっと沁み込んでくる。心の奥にある、なんともいえない切なさとか、愛おしさ、ちょっとしたことでの喜びとかを、くすぐるような。


わたしは音楽を聴きながら絵を描くのがすきで、今日も聴きながら描いていました。心がどんどん透明になっていく。

透き通った時間を過ごした後はしばらく心の蓋が開いたままになってて、ちょっと感傷的になってしまう。音楽を聴いていて、似たような感情を思い返す。ちょっと苦いような、温かいような、いいような悪いような思い出。


時間が経てば、何もかも笑い話になるんだけど、その途中のこの感じも、嫌いじゃない。



何もかもなくなってしまうまえに、いろんな気持ちを味わっておきたいな。

嫌いだったり、好きだったり。
どちらも同じくらい、愛おしい。