ひとりがあつまって、みんなになる

福岡のイラスト作家あべしほのブログです。

人見知りやめろと言われました〜〜わたしのコミュニケーション遍歴

わたしのコミュニケーションは、今まで3つの段階を経てきました。

  1. 25歳くらいまで:オドオド期
  2. 25歳から27歳くらいまで:イケイケ期
  3. 27歳から今まで:ツンツン期

1.オドオドしていた25歳までは、集団の立ち位置がわからなかった

いわゆる人見知り症状。人の多い場所に行くと、自分がなにを発言すればいいのかわからないのでとりあえずじっとしていました。というか、そういう場に行かなかったし、仲間内で集まるときくらいしかなかった。

自分の気持ちがわからないので、なにを言いたいのかもわからないのですね。昔からオープンクエスチョン(〜〜についてどう思う?など)が苦手だったのは、自分がどう思うかを考えるということがなかったからです。

そんな自分が苦しくて、なんかおかしいな、と思っていたところに、とあるセミナーに参加しました。これが、わたしの人生を良くも悪くも変えました。

2.自分って最高!25歳から目覚めたイケイケ期

そのセミナーとはとにかく自分の殻を破り、本来の自分と向き合っていくというものでした。根が真面目なわたしは真正面から取り組み、またも苦しみながらも、自分が何を感じているのかを、徐々にわかるようになりました。

人のことを気にすることがなくなりました。なにを言っても、なにを思っても自分なんだ。自分の気持ちがわからないんじゃない。ぜったい、なんか思っている。いやだと思っても、なんと思っても、表現していいんだ。
そういう風に思えたから、人付き合いは格段に楽になりました。

一連のいろんなセミナー受講は、こんなふうにもちろんいいところもありました。今のわたしがあるのは、そのおかげ。でも。。。

「わたしには価値がある」と、いう言葉。もちろんそうなんだけど。それは、価値があるからわたしは必ずうまくいく、なにも恐れることはないということではない。「自信がある」というのは、物事をうまくいかせることができる、ということではないのです。

価値があって、自信があっても、うまくいかないこともあるし、不安だったり強くなったりするし、失敗することもあるのです。これが、わかってなかった。

「わたしはなんでもできるはず」という間違った解釈で人の話を聞き、妄信的になり、そして失敗していったわたし。どんどん、本当に自信をなくし、今まで学んだことを疑うようになりました。

「わたしが人を信じやすいのは、自分がないからだ。」

そう気付いたわたしは、しばらく自分の中にこもることにしました。

3.だれも信じないんだからね、な、アラサーツンツン期


いままで受けまくっていたセミナーをやめて、本もやめて。自分がどう思うか、どう感じるかに集中しました。自分が気持ちいいと思うことをやることに重きをおいて。

同時に、人と接するときにも、自分の気持ちを大事にしました。ときには過剰すぎるほどに。

初めて会う人とはほとんど話しません。いやな感じがしたら近寄りません。まず、「好きじゃない」から入る。そうすれば、変な人は近寄ってこないし、もし、何回か会うことがあって、「好きだな」と思うことがあれば、そこから話せばいいんだと。

自分を「守る」ことにとことん集中しました。微妙な気分になる人間関係を絶ちました。しばらくして、このスタンスがとても心地よかったので、ああ、これがわたしに合ったコミュニケーションなんだろうな、って思っていました。


ところが。。。


人見知りをなおしたほうがいいと言われました


断じていうがわたしは人見知りではない。自分で選択してそう振舞っているんだ、、、、、、!!

でも、ちょっとイラッとしました。

イラっとするということは、ちょっと自分でも、いまのスタンスやめたほうがいいって思っているのかな…


例によって、わたしは自分に尋ねました。いまのかんじやめたほうがいいの?

返事は「ちょっと、守り疲れた。」

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いろんな思いを持って、わたしに接する人たち。そんないろんな人の思いから、自分自身を守っていた。わたしは利用されやすい。そう思っていたから。

なかには、そんなこと考えてもいない人もいたと思う。でも、その判断基準がなかったから、とにかく守って守って守りまくった………




結果、ちょっと疲れたようです。



ある意味、この2年くらいで、守備力は相当高まったはず。そろそろ、守備偏重から、攻守のバランスをとっていってもいいのかなって。

それに、今はもう、いやなときはいやだって言えるし、必要ないものは必要ない!って、言えるし。

ということで、人見知り(というか、人選び)は、やめます。