「つらい気持ち」は、言葉にして出すとどうして楽になるのかな。
悲しい気持ちとか怖い気持ち、寂しい気持ちは、心のなかに留めておくとつらいけど、いったん言葉にして出すと、急に楽になりますよね。なんも解決してなくても、なんか、まぁいいか、という気持ちになります。これはなんでだろうかって考えていました。
これはですね、「つらい気持ちちゃん」の気持ちを考えるとわかりました。
悲しい、怖い、寂しい、腹が立つとかの「つらい気持ち」たちは、わたしたちがガマンをすると、心という狭いところに押し込められたままになります。
心っていうのは、めっちゃ広い人もいるかもしれないけど、たいていのひとは、広さが限られている。広さはひとによる。
そこに、押し込められて、ぎゅうぎゅうにされて、悲しいのとなりに腹が立つとか疲れたとかがあって、あれ、なんだっけ、わたしなんでこんなにきついのかなぁってなっちゃう。
だから、ふたを開けて、出してあげるんです。広い、そとの世界に。
ぎゅうぎゅうに閉じ込められていた気持ちたちは、広い世界に出てきて、わぁ、ひろいなぁ、きもちいいなぁって思う。ぎゅーーって縮こまっていたからだが、広いところにでてふんわりと広がっていく。
そして、いつのまにか、空気と一緒になるくらいに広がって、きれいになって溶けていく。
だから、口に出すだけで、らくになるのかなぁ~。と。
でもね。。そのフタをしめている手をどけたところで、すぐには出てきてくれないし、本当は怖いだけなのに、妙に腹が立つ気持ちばっかり出てきたりして、あれぇ、なんでこんなに怒ってるんだろう、って、思うと思うんですけど、まずは、あせらないで。
出てきた気持ちから、順番に、出してあげましょう。
大丈夫、心のなかはそこまで広くありませんから(笑)、いつか、本当の気持ちちゃんが出てきてくれます。それを信じて待とう。