ひとりがあつまって、みんなになる

福岡のイラスト作家あべしほのブログです。

愚痴でわたしを汚さないで!〜愚痴が苦手なわたしの理由

今日はいろいろと考えたことがあったのですが、そのメモを職場に忘れてきました。よくあることですがいつもやる気をなくします。なんとか気をとりなおして、覚えていることを描きました。

 
わたしは愚痴の類が非常に苦手です。
 
もともと場の雰囲気に敏感なので、不機嫌な場所や不機嫌な人にはなるべく近寄らないようにしていますが、どうしてもそういった雰囲気の近くにいることが必要な場面もあります。
 
とくに苦手なのが、目上の人に対する愚痴。わかりやすく言えば、職場の上司、経営者などに対するもの。なぜかわからないけど、こういった人に対して文句を言っているのを聞くと無性に腹がたつ。言ってることは正しいのかもしれないけど、もうイライラして聞きたくもなくなる。
 
とくにとくに、今日気付いたのですが、男性の上司に対して文句を言う女が嫌い。無条件で反対したくなる……
 
ここまで考えて、気づきました。男に対して文句を言う女。不機嫌そうな、不幸そうな顔。わたしはどうしようもない。そう、父の文句を言う母でした。
 
お父さんの悪口を、あたしに言わないで、お母さん。
 
そう言いたかったんだ。なぜか?
 
愚痴を聞いたところでわたしには何もできない…という無力感よりも、わたしを汚さないで、と思いました。無垢で白くて何も知らないわたしを汚さないで。
 
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わたしはお父さんもお母さんも好きだった。みんな好きだった。誰をも信じたいしみんなを愛したかった。でも誰かから誰かが悪いと聞いてしまった。もう平等じゃいられない。わたしは汚れてしまった。もうあの人は信じられない。そんなことを知ってしまったわたしは、あの人から信じられないかもしれない…。
 
小さかったわたしは父を避けました。お父さんは悪い人なのかもしれない。違うかもしれないけどそうしたらお母さんが間違ってることになる。どうしたらいいのかわからない!
 
………
 
しかし今、わたしは大人になった…。
すぐに忘れてしまうけど。何が正しいのかを確かめる力もあるし、そもそも全てに正しいと正しくないという判断があるわけでもないと、知っている。
 
わたしは、投げつけられるがままに文句を受け止めてしまうことが多いから、自分を守るために何かする必要があるのだろう…。ちなみに愚痴を受け流すのにいちばん聞いたのは気功だった気がしますが、いったんお休みしてからやってないのでまた行こうかしら。
 
争わず、戦わず、でも自分を犠牲にしない、やり方を探そう。というわけで、TSUTAYAでお勉強中。明日は続きを描けたらなぁ。