ひとりがあつまって、みんなになる

福岡のイラスト作家あべしほのブログです。

相手の立場を探そうとして、迷い込む。

職場で接遇研修がありました。

 

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何度も繰り返される「相手の立場に立って」という言葉

 

相手の立場って、どこだろう…。

 

人と面と向かうとき、わたしたちはその人の情報なんか全然知らない。言われないと分からない。相手を思いやるって言っても、自分が経験した/知っている範囲でしか、思いやれない。

 

「相手の立場に立つ」よりも、「相手の立場なんかわかりっこない」って思ったほうが、コミュニケーションがうまくいく気がするのです。

 

あの人がどう思ってるかなんて、わかんないんです。

あのお客さんが何を考えているかなんて、知りようもないんです。

 

わたしたちの思いは伝わりにくい。

わたしたちの行動は、誤解されやすい。

だから、あの人の思いもわたしに伝わってないのかも。誤解してるのかも。

 

本当は、違うのかも。

 

本当は、優しい/辛い/悲しい/怒っている/急いでいる…のかも。

 

 

誰だって一生懸命生きている。それだけでいいじゃない。わざわざ些細な事にマルバツをつけて、誰が喜ぶんだろう。

わたしは、あなたがあなたらしく振舞っているところを、見たいなぁ。