相手の立場を探そうとして、迷い込む。
職場で接遇研修がありました。
何度も繰り返される「相手の立場に立って」という言葉
相手の立場って、どこだろう…。
人と面と向かうとき、わたしたちはその人の情報なんか全然知らない。言われないと分からない。相手を思いやるって言っても、自分が経験した/知っている範囲でしか、思いやれない。
「相手の立場に立つ」よりも、「相手の立場なんかわかりっこない」って思ったほうが、コミュニケーションがうまくいく気がするのです。
あの人がどう思ってるかなんて、わかんないんです。
あのお客さんが何を考えているかなんて、知りようもないんです。
わたしたちの思いは伝わりにくい。
わたしたちの行動は、誤解されやすい。
だから、あの人の思いもわたしに伝わってないのかも。誤解してるのかも。
本当は、違うのかも。
本当は、優しい/辛い/悲しい/怒っている/急いでいる…のかも。
誰だって一生懸命生きている。それだけでいいじゃない。わざわざ些細な事にマルバツをつけて、誰が喜ぶんだろう。
わたしは、あなたがあなたらしく振舞っているところを、見たいなぁ。